バーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」を公開しました!

指先で楽しむ、マングローブ林と干潟の生物観察
漫湖水鳥・湿地センターバーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」

 漫湖水鳥・湿地センターでは、マングローブと干潟の生物を観察できる木道を、Web上で「いつでも・どこでも・だれでも」楽しめるように、バーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」を無料公開いたします。

 2022年5月20日、コンテンツを公開しました!下のロゴ画像をクリックしてアクセスできます。

名称:360°バーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」
公開日:令和4(2022)年5月20日
URL:http://vtour.manko-mizudori.net/

 「タッチ・デ・カンチ」は、実際に木道を探検しているような感覚で生物を探したり、観察できるように工夫されたバーチャルツアーです。ツアー内の各観察ポイントでは、画面を360°ぐるぐる見回したり、拡大したりしながら生物を見つけ出し、動画や写真を使って生物の生態や干潟環境について楽しく学べるなど、さまざまなコンテンツが楽しめます。お家にいながら、指先ひとつで生物探しができる、木道の新しい楽しみ方をぜひご体験ください。

・木道から干潟やマングローブを観察している時と同じ目線を、バーチャルで体感できます。
・「ミッション」を設定し、生物探しを「やってみたい」と思える仕組みを取り入れています。
・「分かりやすい」案内よりも、「自分で探す・調べる」体験を生む「仕掛け」が施されています。
・「見つけて終わり」にならないよう、生物の生態が楽しく学べるコンテンツが豊富です。

「タッチ・デ・カンチ」の楽しみ方

1. 干潟やマングローブ林で暮らす生物を探してみよう
 木道の入口に、漫湖水鳥・湿地センターの公式キャラクター「クロとトミー」が、ミッションを用意しています。バーチャルの木道を気ままに歩くのも楽しいですが、ミッションにチャレンジして、木道から観察できる干潟の生物を探してみましょう。生物を探すコツは、生物が出すかすかな「気配」を感知することです。よく見ると生物が景色の中に隠れていたり、生物の暮らしの跡などが残っていたりします。自分の指先を頼りに、生物がいそうな所を探してみましょう。

2. 生物観察の目のツケドコロを楽しく学ぼう
 木道の案内板をはじめ、ツアー内の生物の解説にはこれまで撮影した写真や動画などを厳選し、生物の生態が分かりやすい資料を使っています。中には貴重なシーンもあったりするので、解説と一緒にじっくり観察しましょう。生物の解説文は、生物観察の目のツケドコロが体験的に身につくように、「なぜ?」「どうして?」という疑問や気づきを引き出す問いかけや言葉を使っています。頭の中でたくさん想像しながら観察しましょう。
生物や動画は今後も随時追加していく予定です。


【保護者や先生方へ】
 「タッチ・デ・カンチ」は、自然の中で実際に生き物を探すために必要な「感性」を、生き物が動いたかすかな気配や痕跡、色や形、大きさなどの僅かな違いに目を向けさせ、楽しみながら身につけられるように、あえて「少し分かりにくい」部分を残しています。
 私たちは時に、「分かりやすさ」を意識するあまり、子どもたちが「自分で気づき考える」余地や機会を、奪ってしまっていたかもしれません。本来、自然体験で培われる豊かな感性は、「教える」ものではなく、自ら「気づく」ことによって磨かれるものだと思います。それはたとえバーチャルな体験であっても、子どもたちの気づきを促す大人がそばに寄りそっていれば、「なぜ?」「どうして?」という疑問をネタに、探究的で豊かな学びの場にすることは可能だと考えています。今回のバーチャルツアーには、そんな私たちの想いも込められています。ぜひ子どもと一緒に会話をしながら、たくさん想像して、「タッチ・デ・カンチ」を楽しんでください。そして次は、本物を探しに自然の中にでかけてもらえると嬉しいです。


利用方法
パソコンやスマートフォン、タブレットに対応しています。各端末から「タッチ・デ・カンチ」にアクセスしてご利用ください。以下が対象端末一覧です。
[PC&Mac]
Chrome / Edge / Firefox / Safari
[iOS&Android]
Chrome / Safari / Android Webview / Samsung Internet


360°バーチャルツアー「タッチ・デ・カンチ」
企画・制作:漫湖水鳥・湿地センター
ウェブサイト構築:仲本茂雄
ウェブサイト監修:鹿谷法一

サイトに関するお問い合せ
漫湖水鳥・湿地センター
TEL:098-840-5121 E-mail:inquiry☆manko-mizudori.net ※☆を@に変えてください