令和4年度 がたわらばー 干潟の体験塾

今年も「がたわらばー 干潟の体験塾」が開校します‼

「がたわらば~干潟の体験塾」は、干潟を中心にした環境保全や生物多様性等のテーマと個人の主体的な行動を結びつけるための、年間を通した実践形式のプログラムです。年間で8回予定しているプログラムでは、干潟環境を正しく理解するための講義やフィールドワークを組み合わせ、参加者が干潟に対して様々な角度から理解できるよう工夫しています。また、最終回では一年間を通して学んだことを発表する「活動発表会」を開催します。

■目的
1.“干潟を遊ぶ・干潟を学ぶ・干潟を守る”を合言葉に、都市の中に残された貴重な漫湖の干潟で、泥やマングローブ、底生生物等に直接触れる機会をつくり、干潟やマングローブ、そこに暮らす生物に対する理解を深め、愛着心を育みます。
2.専門家と子どもたちの会話を通して、身近な環境に関する知識や、野外での観察の方法などを学びます。
3.子供たち同士が話し合い、継続して漫湖の環境をモニタリングする力を身につけます。

■実施期間
2022年7月10日(日)~2023年2月5日(日) ※詳細は、下記の「活動内容」をご覧ください。

■場所
漫湖水鳥・湿地センター、漫湖周辺

■募集人数
10名

■対象
小学3年生
※原則として、すべての活動に参加できる人
※干潟や生物について関心のある人、学びたい人

■募集期間
2022年6月7日(火)~2022年7月3日(日)※申し込みが多い場合は抽選となります。

■参加費
1,000円 ※全8回分の保険料と、資料や材料代などが含まれています。

■講師
土屋 誠先生(琉球大学名誉教授)

■チラシ・お申込み用紙:コチラをクリック(PDF_245KB)

■活動内容
第1回「シオマネキのダンス」
日時:2022年7月10日(日)10:00~12:00*中止
内容:干潟のカニの中でもひときわ目立つ存在のシオマネキの仲間を観察します。シオマネキの片方だけ大きなハサミの役割や食事の仕方など、シオマネキの暮らしや行動に注目して干潟に下りたり木道を歩きながらじっくり観察します。

第2回「干潟に暮らすカニたち」
日時:2022年7月24日(日)10:00~12:00
内容:干潮時に現れる漫湖の干潟を眺めながら、「干潟」という言葉の意味やその成り立ちを学びます。また、干潟で暮らす生き物の代表のカニについて、いろいろなカニの生息場所の違いと環境(地面の高さ等)の関係に着目しながら観察します。

第3回「干潟と水の中で生きる木」
日時:2022年8月28日(日)10:00~12:00
内容:木道を歩きながら満潮時の漫湖の様子を観察し、潮の満ち引き(潮汐)による環境の変化について学ぶほか、漫湖で見られる3種類のマングローブの花などを観察し、マングローブのもつ特徴や見分ける時のポイントについて学びます。

第4回「生き物でにぎわう漫湖」
日時:2022年9月18日(日)10:00~12:00
内容:ミナミトビハセ(トントンミー)に代表される魚の仲間や、貝やゴカイといった干潟を利用するカニ以外の生き物について学びます。いろいろな生き物の暮らしや生き物同士のつながり、さまざまな生息環境の違いにも注目して考えます。

第5回「漫湖まーい」
日時:2022年10月16日(日)10:00~12:00
内容:国場側と饒波川を眺めながらとよみ大橋とはりゅう橋を散策します。江戸時代から今日までの漫湖の変化について、川と海のつながりを確かめながら解説します。また、渡り鳥として干潟を訪れる水鳥を観察し、周辺環境との関わりを学びます。

第6回「干潟やマングローブからの贈り物」
日時:2022年11月13日(日)10:00~12:00
内容:自然の恵み(生態系サービス)をキーワードに干潟と人の暮らしのつながりに着目し、私たちが干潟やマングローブからどんな贈り物を受け取っているのかについて考えます。また、気候変動とマングローブの関係などについても解説します。

第7回「日本と世界の干潟」
日時:2023年1月15日(日)10:00~12:00
内容:日本や世界の干潟とマングローブついて旅行に行った気分で学んだあと、自然への恩返しをキーワードに、これからの漫湖(干潟)との付き合い方について考えます。最後に、これまで学んできたことを振り返りみんなでまとめます。

第8回「活動発表会」
日時:2023年2月5日(日)10:00~12:00
内容:がたわらばーの活動を通して体験したこと、学んだことをまとめて、みんなで発表します。干潟とマングローブ、そしてそこに暮らすいろいろな生き物の面白さや大切さをたくさんの人に届けます。

【お問い合わせ】漫湖水鳥・湿地センター ☎098-840-5121