潮の満ち引きの影響を受ける漫湖は、海の水と川の水が混ざる汽水域にあります。汽水域で生まれ海へ降りる魚、海で生まれ若い時期を汽水域で過ごす魚、普段は海にすみ潮にのって漫湖へやってくる魚。漫湖には海と川をいききする様々な魚がすんでいます。
琉球列島のマングローブが発達した河川の河口域には、多様な魚が生息することが知られています。これまでにまとまった調査はされていませんが、専門家によると100種程度の魚が漫湖を利用しているのではないかと考えられるそうです。
※下記の種名は8文字まで表示されています。長い種名(たとえばヤエヤマノコギリハゼ)は9文字目以降の表示が省略されています。
<参考文献>
日本の淡水魚 川那部浩哉・水野信彦・細谷和海 編 山と渓谷社
日本のハゼ 瀬能宏 監 平凡社